クロス取引
リーマンショックによって、アメリカドル(米ドル)の信頼感はかなり揺らいでいます。
そのような崩壊しつつある信頼の中で、多くの世界各国の投資家はアメリカドルをペアに含まない取引を積極的に試みようとしています。
世界経済における中心の通貨はアメリカドルであり、為替市場における揺ぎ無い主役でした。
それが徐々にですが、変化しています。
アメリカドル以外の通貨でペアを組み、投資を行う投資家が非常に増えているのです。
このようなアメリカドルを含まない取引を、FX用語では「クロス取引」と言います。
そして、同じようにアメリカドルを含まないレートの事を、FX用語で「クロスレート」と言います。
FX用語がアメリカドルを含むか含まないかで出来上がるという事は、それだけアメリカドル影響力が大きいという証拠なのです。
それは、現在でも変わりません。
ただ、クロス取引の需要が増してきた現状をみると、クロス取引という言葉自体に必要性が無くなる可能性もあります。
アメリカドルを含まないクロスレートの組み合わせが、珍しくないという状況が待っているかも知れないという事です。
ただし、クロスレートを見る限りでは、どの組み合わせでも現時点ではレートはかなり低くなっています。
この点から考えると、アメリカドルだけが市場から見放される、という考えにくいかもしれません。
私達の住む日本でも、クロス取引は年々増えてきています。
例えば、少し前までは南アフリカランドが人気でした。
しかし、2006年をピークに下降し、2008年に入ると一気に崩れました。
現在、投資家の興味は中東の方面に向いているようです。