先物取引
「先物取引」というFX用語があります。
この言葉はFX用語だけでなく、株取引などでも使われている用語なので、結構知っている方が多いかもしれません。
ただ、言葉として知っていても、実際にこの取引を行ったことのある人は、結構少なかったりします。
この先物取引とは、現在の取引を行う通常の取引とは違い、将来的な売買について約束をするという取引です。
通常の取引の手順は、その場で価格と数量を決め、その注文と適合した売り注文がある場合に成立するという状態です。
しかし、先物取引の場合には、まず先に価格、数量などを決め、それをいつ売買するかを決定し、約束をします。
そしてその日が来たら、売買を行うというものです。
この先物取引の特徴は、現時点での売買価格で将来購入ができるという点です。
例えば、アメリカドル円の取引で、現時点では1ドル=90円という場合に、1000ドル出して9万円購入するとします。
そして、これを1週間後の決済日に売買を行うように先物取引で注文したとします。
そこで注文が成立したら、一方は1週間後に1000ドルで9万円を購入、もう一方は9万円を1000ドルで売却することになります。
このときに、もし価格に変動がなければ、先物取引の意味はありません。
しかし、為替市場は常に変動しています。なので1週間後の為替レートが1ドル=95円になっていたとしましょう。
こうなると、1000ドルで9万円を購入した人は、現在ならば1000ドルで9万5千円が購入できるので、5千円損したことになります。
一方の売却側は、9万円で1000ドルを手に入れたわけですが、現時点のレートだと本来なら9万円で手に入れられるのは947ドルです。
つまり、53ドルほど得をしたことになるわけです。これが、先物取引の特徴です。